東山動植物園オフィシャルブログ

フラミンゴの近況報告

 東山動植物園のベニイロフラミンゴとチリーフラミンゴは現在、来園者のみなさまにはご覧いただけない仮獣舎で暮らしています。昨年、高病原性鳥インフルエンザの防疫措置として、古代池から引っ越してから7か月程が経ちました。


外から見た仮獣舎


ベニイロフラミンゴ達


 現在フラミンゴがいる仮獣舎は、元々は馬やヤギなどの草食獣用の獣舎で、フラミンゴのような水辺で生活する動物を飼育する獣舎ではありませんでした。限られた空間の中でフラミンゴにできるだけ快適な環境を提供できるよう、飼育員の先輩方からもアドバイスを頂きながら環境の改善を進めてきました。例えば、水場がなかったので運動場に水場を作り、フラミンゴが水浴びできるようにしました。その過程で作る位置や広さ等、改良を重ねました。


中から見た飼育場


 水場を作ってフラミンゴ達が水浴びをしている姿を最初に見た時は『よし!!』と思いました。また、最近では本来の物よりは小さいですが営巣もしました。


営巣しました


 限られた場所なので営巣は難しいだろうと思っていましたが、そんな場所で営巣するフラミンゴの強さを感じましたし、今の環境はそんなに悪くないよと言ってくれているように思えて、元気づけられました。
皆さんに再びフラミンゴをお見せできるまで、いましばらくお待ちください。


動物園飼育第一係  谷 佳明


夏の東山、なに見る?

今年も夏がやってきました。
人にも動植物にも厳しい季節です。
「行ってもこの暑さじゃ、、、。」とか、「来てみたものの、暑すぎてもぅ帰りたい、、、。」とか、「いつも暑さに耐えながら、大きな動物ばかり見ています。」という皆さま。

涼しいスポットあります!

その名は、世界のメダカ館。
北園にあります。



雨にも風にも暑さにも負けない、空調完備の頑丈な建物です。
そして、目にも涼しいメダカとその仲間たち。


小さな水槽が連なっていて、ついつい先を急いでしまいますが、そこは一呼吸。
焦らず、ゆったり過ごすのがオススメです。



ゆらゆら、ひらひら、じっと見つめてください。
そして、お気に入りの一匹が見つかったとしても、学名を覚えるのは至難の業であることもしばしばですが、だんだん興味が湧いてきます。

メダカ、よく似た外来性のカダヤシ、水辺のいろいろな生き物。
涼みながら、メダカとその仲間たちの豊かな多様性を感じてみてはいかがでしょう。


まってるよ。


暑さの厳しい日は、ぜひお立ち寄りくださいね。

管理課業務係  早川 理英


小鳥とリスの「森」

ニホンリスと和鳥(メジロなどの在来小型鳥類)を放し飼いにしている小鳥とリスの森では大きなゲージの中に森を作り、動物たちが自由に動く様子を観覧できます。最近は里山をテーマにした環境教育プログラムも実施しています。

そんな小鳥とリスの森ですが、より里山に近づけるべく森づくりを実施していまして、当園は名古屋市内でも最大級の森である「東山の森」の中にある動植物園ですので、東山の森を目指して森づくりをしています。

外来種の高木を伐採し、空いた所へ小高木から低木を植えていき、落ち葉を敷き詰め土を改良して、園芸品種も野生種に植え替えていこうと考えています。

ただ、植物を盗掘してくるわけにもいかないので(雑草的なものを除いて)挿し木、挿し芽、播種(種まき)、株分けをして徐々に増やしているのですごく時間がかかっています…
たぶん十年もすれば完成するのではないでしょうか(笑)

時間をかけて変化していく小鳥とリスの森を感じていただけたらと思います。

ムカゴから出てきたオニユリの芽

株分けしたミツバ

挿し木したムラサキシキブ

増やして戻す予定のシュンラン

動物園飼育第一係  加藤 俊紀


アジアゾウの新しい仲間!?

アジアゾウは水浴びが大好きで、夏場は1日に何度もプールに入ります。
水浴びをしたあとは、お決まりの砂浴びをします。
この砂浴びはお肌のケアをすると共に日焼け止めの効果もあります。
入念に砂浴びをするおかげで運動場はデコボコになります。

あまり深い穴ができてしまうと、おてんばなさくらがつまずいて転倒する恐れがあるので、担当者がスコップで埋め戻しをするのですが、とても手に負えません。

そこで今回はあの“森のとこやさん”に助っ人をお願いしました。
彼らは長い鼻ではなく長いアームの重機を巧みに操り、みるみるうちに穴を埋め、運動場をキレイにならしてくれました。
その姿はまるで新しいゾウさんが仲間入りしたかのようでした。

まだまだ暑い日が続きます。
アジアゾウもまだまだ水浴びと砂浴びを繰り返して、運動場をデコボコにしてしまうと思います。
そのときはまたお願いします!

“森のとこやさん”!!


動物園飼育第一係  辻 信義


ユーカリくらべ

昨日の「ズーボが行く」コアラの睡眠インタビューのおまけです。

他の動物に人気のないユーカリを選択し、敢えてユーカリに特化したコアラ。

盲腸も長い!

ユーカリの種類は600以上あり、うちコアラが食べるのは35種類。コアラはこの中から好みのユーカリを食べるのだそうです。絶対これ、と決まっているわけでもなく、本能的なものか、気分なのか、今日は昨日と違うのを食べてたりもするそうです。案外味にうるさい?

そして芽生えた疑問・・・ユーカリはおいしいのか?

ということで、味見してみました。
やみくもに飲み込んではいけません。人間の胃腸はコアラとは違います。お腹を壊してはいかんです。

?@においを嗅ぐ。
?A噛んでエキスを味わう。

見た目もいろいろ

複数種比べてみると、におい・味とも違うのです!
においは、園内の展示にもあるのでお試しいただくとして、味についてご紹介すると、総じて、しぶみやえぐみを感じます。
渋柿のような、たばこのような、且つ草っぽい、青い、口の中に広がる感じで、モノにより風味のバランスが違います。
(なんとなく解っていただけたかしらん)

おいしいとは思わなかったけど、味見した面々の中でも、コアラ同様、好みは別れました。
おいしさは主観的なものなので、コアラにとってはおいしいものなのかもしれません。

あるいは人にとっても…。

ユーカリもらったズーボ

管理課業務係 野嵜 あかね


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