東山動植物園オフィシャルブログ

ケイジ君の鳴き方のフシギ

来園者の皆様が朝から出待ちならぬ鳴き待ちをされているフクロテナガザルのケイジ君ですが、皆様からいろいろな質問をいただきます。そのなかのいくつかをご紹介しましょう。

○ いつ鳴くの?
野生では決まった時間に鳴くことが多いといわれていますが、ケイジ君とマツさんには、「この時間」というのはないです。(;´・ω・) ただ、午前中の方が確率は高いです。

○ 何回ぐらい鳴く?
1日だいたい2回~3回ぐらい。でもお客さんが多いと、もう1回鳴くこともあります。

○ なんで鳴くの?
テナガザルの仲間は、なわばりを宣言するために夫婦間のオス・メスで鳴き交わすことが知られ、その声は数キロ先まで届くといわれています。ペアを組んでいるオス・メスでそれぞれ決まったパートを声にだし、夫婦で巧みなデュエットを奏でるので、歌を歌う、などと表現されることも多いです。鳴き交わしを通じてペアのきずなを確認するとも考えられています。ケイジ君の声ばかり注目されていますが、じつはマツさんの気分が乗らず(?)鳴かないと、ケイジ君の「あ゛~」という声までたどり着きません。マツさんとの絶妙な掛け合いが必要です。
動物園でも朝、外に出て見回りをしてなわばりの確認をします。ケイジ君の場合、休園日は鳴かないときもあるのでお客さんに反応して鳴いている……(゚Д゚;)かもしれません。





○ なぜあんな声?いつから?
ほかのフクロテナガザルも「(ふ)あ~~」といいます。が、人と一緒で声に個体差があるので、ケイジ君のは“まるでおじさんの叫び声”と言われています。私が動物園に入って20年以上たちますが、その頃はすでにあの「あ゛~~」でした。


今、いろいろなメディアで取り上げられて、たくさんの方に知ってもらったフクロテナガザルですが、一過性のブームではなく、末永くケイジ君とマツさんを見守ってください。

フクロテナガザルは絶滅危惧種に指定されています。スマトラ島やマレー半島に生息していますが、密猟や生息地の破壊で過去40年の間に個体数が半減したとも言われています。国内11動物園で40頭しかいません(2016末現在)。
ケイジ君も、背中に野生の仲間の想いを背負っています。ケイジ君が遥か遠くを見ていたらこれ以上人間の都合で地球をいじめないでと訴えていると感じていただけたら幸いです。


動物園飼育第二係  君島 久恵


キミにきめた!

今日はちょっと動物園の「広報」の話をば。

現在、東山動植物園では約500種の動物を展示しています。151どころじゃありませんね。
動物たちは多種多様でみんな魅力的です。
見た目が面白い、可愛い、格好いい動物はもちろん、驚くような変わった生態を持っていたり、笑ってしまうような愛嬌のある動きをしたりする動物もいます。
魅力のかたちはそれぞれで、まさに十人(頭?)十色なんです。性格や6Vを厳選すれば良いってものじゃない!

しかし、そんな彼らの魅力も誰かが発見しなければ、埋もれていってしまいます。知ってもらって、はじめて輝くんですね。
動物園の「広報」の役割は、とどのつまり、その“知ってもらうこと”に尽きます。


お願いコツメカワウソ

お願いコツメカワウソ


艶めかしい水浴びオオアリクイ

艶めかしい水浴びオオアリクイ


逆立ちでおしっこするヤブイヌ

逆立ちでおしっこするヤブイヌ


私的には悶絶必至なラインナップ。かわいい。
でも、残念なことにみんなマイナーな面々かと思います。厨ポケにはなれない。
みんな魅力的なのに知られていません・・・こんな風にポテンシャルの高い動物がまだまだたくさん埋もれているんです。

そんな中から最近発見をしていただいたのがこの子。


フクロテナガザルのケイジくん

フクロテナガザルのケイジくん


とても変わった鳴き声を話題にしていただいていますが、実は彼は10年以上前から東山動植物園にいて、10年以上前から同じ鳴き方をしています。
これが、まさに、皆様に発見していただいて輝くことのできた魅力の一例かと思います。


したをだすケイジ

ありがとうございます!


彼らの鳴き声については、複雑なメロディ・パターンがあって「歌を歌う」なんて表現されることもあります。「こうげき」は下がらず、眠っちゃいそうですね。
この歌はペアの絆を確認するための手段とも言われており、人間でいえば、夫婦でデュエットをして愛を確かめあっているといったところでしょうか。
そう思うと、ちょっとロマンチックに聞こえて、より魅力の深みが増しませんか?


フクロテナガザル

ロマンチック・・・?


本当は彼らの生デュエットに酔いしれて欲しいところですが、タイミングによってはなかなか鳴く姿を見られないようです。
そんな皆様に「歌」をお持ち帰りいただけるように急遽お土産を発売しました。


テナガザルのポストカード

ズーボのお墨付き!


鳴き声が聞けるQRコード付きのポストカードです!
正門入ってすぐのショップ「ZOOBO GATE」で取り扱いをしています。

いろいろ“知ってもらうこと”が出来たでしょうか。
これからも「広報」としてメディアに取り上げていただく以外にも、ブログやSNSでどんどん魅力を発信していこうと思います。
皆様に知ってもらって、興味をもっていただいて、ひいては動物や東山動植物園を好きになっていただけると、幸いでございます。

「キミにきめた!」と言えるようなお気に入りの動物を見つけてみてくださいね。

うっす!


管理課業務係  石川 恭之


[80th]新ゴリラ・チンパンジー舎 工事現場見学会について

いよいよ3月18日から80周年記念事業がスタートします。新ゴリラ・チンパンジー舎の完成はまだまだ先ですが、80周年期間中に工事現場見学会を開催します!

○日時
 3月26日(日)13時から15時
 4月9日(日)13時から15時

○集合場所
動物園北園のフクロテナガザル舎前。
(現ゴリラ舎から階段を降りた場所です)

○見学方法
工事現場内の安全エリアから遠目に見学していただきます。

工事現場ですので足元は砂利敷きです。歩きやすい靴でご見学ください。
せっかくの機会ですので、どしどしお越しください!!

ちなみに、工事現場の最近の状況はこんな感じです。
1月〜3月上旬まで屋外展示場の軟弱地盤を改良しました。

地盤改良しています

新獣舎はコンクリートの壁・床・天井が完成しました。

観覧通路になります

建物内部は今回ご覧いただくことができません。

工事現場見学会でお待ちしています!!


再生整備課  中村 直嗣


『袋テナガザル』

袋とテナガザル

画像のフクロテナガザルは、何やら茶色い袋を持っていますよね。
これは、袋の中に餌が入っていて、手を突っ込んだり、顔を突っ込んだりして、餌獲得に熱中している様子です。

時々袋の口を結んだり、檻にくくり付けたりして、簡単に取れないようにしますが、頭と手を器用に使って苦戦しながらも上手に獲得します。袋の中の餌がなくなっても被ったり、持ち運んだりして、袋に執着します。

この様な姿を見た人からは時々『袋が好きだから、フクロテナガザルなんだね!』なんて声を聞きます。うまい事言うなぁと思いますが、名前の由来はその袋ではなく、鳴く時に大きく膨らます喉袋の事ですね。

袋と一緒にテナガザル

とにかく鳴き声が特徴的で注目されますが、袋を被って餌を食べている姿も可愛いので、ゆっくり見て下さいね!

袋inテナガザル


動物園飼育第二係  水谷 満


春すぎて夏がくるくる東山

春から夏へと愛が燃ゆる、アバンチュールな季節が続きますね。
実はうちの動物園内でもあちこちでアベックの姿を見ることができます。

ラーテル

ダチョウ

ケイマンイグアナ

モモイロペリカン

ひゅーひゅーだよ!あついあつい!
動物たちのイケイケぶりに震える日々です。
私だって胸キュンしたい・・・。

そのなかでもピカイチイカしてるのが・・・

フクロテナガザル

ご存知、ケイジくん・マツちゃんの仲良し夫婦です。
きゃー!シビレルー!

特にご注目いただきたいのはこの2頭の鳴き声です。
テナガザルは「歌」でコミュニケーションをとると言われています。

のどの袋を膨らませて鳴きます

耳をダンボにしてきいてみると、2頭が上手にパート分けをして鳴いていることが分かります。
御来園の際はぜひその「愛の唄」に酔いしれてみてくださいね。
ロマンチックが止まらない!

今年の春まつり中に開催したナウでヤングなイベント「春らんまんウォークラリー」ではこのフクロテナガザルをビジュアルに起用しました!

沢山のご参加、本当にありがとうございました

ラリーの正解はコチラ 

今回は特別に景品をチラ見せしちゃいます!

おどろき桃の木山椒の木!
動物たちのゲキマブショットが満載のポストカードセット。
東山のアイドルたちのおきゃんな魅力がてんこもりです。
幸運な100名の当選者の方は到着をお待ちくださいね♪
やったぜベイビー!


はてさて、これからいよいよ本格的な夏が到来します。
当園ではこの夏もわくわくなイベントがモチのロンで満載です。
ドキがムネムネしちゃう。夏バテしている場合じゃないッ!

まずは7月に開催されるサマースクール。
小学生を対象に東山動植物園ならではの特別課外授業を行います!
動物や植物について楽しく学べて、自由研究にもピッタシかんかん
夏の思い出にやってみそ
参加応募の締切は6月15日(水)なのでご注意を。

詳細はコチラ


そして8月にはナイトZOO&GARDEN。
今年は8月5日(金)〜7日(日)、11日(木祝)〜14日(日)の7日間の開催どえーす!

ご家族での参加はもちろん、恋人同士のランデブーにもピッタシかんかん
個人的には比較的空いている金曜日がおすすめ。
花金に夜の動物園へレッツラゴー!

スタッフ一同、熱気ムンムンで皆様のご来園をお待ちしております。

今回は興奮しすぎて昭和の香りのする言葉を多用してしまいました。
調べてみると、太字はほぼ死語と呼ばれるものみたいです。ガビ〜ン!!
みなさまもジェネレーションギャップにはご注意を!

うっす!


管理課業務係  石川恭之


RSS 2.0 Login