東山動植物園オフィシャルブログ

お久しぶりのニューフェイス

こども動物園エリアのキツネ、ハクビシン、タヌキが居た獣舎にニホンアナグマがやってきました。(ニホンアナグマがやってきたことにより、ハクビシンは小獣舎に移りました。)

今回来園したニホンアナグマは人の手で育てられた個体で、やってきた当初は人に慣れた感じで獣舎の中をよく動き回っていましたが、しばらくして寒さのためか穴を掘って閉じこもり出てこなくなってしまいました。

これは、後日地面を掘り金網を埋めて穴に閉じこもれなくなるように対応しました。

これで大丈夫と思いきや、今度は寒さ対策にこちらが用意した箱の中に入り、乾草にまみれて姿がよく見えないことも。
なので、お客様にお願いです。
姿が見えないからとガラスを叩いたり、大きな音を立てたりして驚かせるようなことはしないでください。

静かに待っていれば、そのうちかわいい顔をのぞかせてくれると思うので、温かい目で見守ってあげてください。

よろしくお願いします。

タヌキかな?

いえいえ、新しくやってきたアナグマの「マチ」です

いっぱい穴を掘りました

見えなくても驚かさないでくださいね

動物園飼育第一係  野本 吏樹 


[80th]ズーボが行く!「しっぽだけじゃないワオキツネザル」

今日の気になることは「ワオキツネザル」。
飼育員の渋谷さんにインタビュー!!

ワクワク


ズーボですです。(以下、秘書意訳)
ワオキツネザルってキツネなのかな?サルなのかな…?
わからないけどシマシマしっぽがかわいいなぁ。

ワオキツネザルはマダガスカル島に分布するサルの仲間ですよ。

顔はキツネに似てるのに…

ズーボはワオキツネザルの鳴き声を聞いたことあるかな?

「みゃーお」って聞こえたよ。

ワオキツネザルの学名は「Lemur catta」といって、
Lemurは「幽霊」、cattaは「猫」を意味する言葉なんです。
猫みたいな鳴き声で、動きもしなやか、でもちょっと目が怖いからかな…

キツネに似てるけどサルで、猫みたいな鳴き声のお化け!?
…いろんな特徴があるんだ!

他にも、体温調節がうまくないから寒い日は尻尾をマフラーみたいにしてみんなで団子みたいにまるまったり、エサも葉っぱや果物や野菜をあげているんだけど、好きなものから食べたり、いつもは仲良しなのに繁殖期になると喧嘩をして毛をむしったり、観察してみると季節や時間によっていろんなワオキツネザルが見られますよ。

くるくるまきまき


しっぽばっかり見てたけど、もっといろいろ観察しなくちゃ。
(秘書:えらいぞっ!!)

じ〜っ

では、またまた!


ズーボ&ズーボ秘書


五月人形のようなワオキツネザルたち

動物園サポーターの資金で旧サル舎A棟に作っていただいた「ワオキツネザルのサンルーム」ですが、東山動植物園再生プラン「アフリカの森」建設のため、旧サル舎A棟を取り壊す前に、ワオキツネザルたちと一緒に現在のサル舎(旧名サル舎B棟)へ引っ越してきました。
 ワオキツネザルたちは、まだ気温の低い朝方や風の強い日にはこの写真のようにサンルームの中に入り暖をとっており、とても重宝しています。日光を浴びるため両前肢を開いてじっと座っているさまは、ガラスケースに入った武者人形のようにも見えます。
 サポーターの皆さんありがとうございます。

みんなでポーズ

角度を変えて…


動物園飼育第二係  澁谷 康


知床の森で野生のヒグマに出会った!

北海道の北東部に位置する知床半島は、世界でも有数のヒグマ生息地です。
2005年に世界自然遺産に登録され、今年はその10周年にあたります。
東山動植物園にもエゾヒグマの「ピポロ」君がいます。
クマ舎の副担当としてはこの知床半島はとても気になるスポットです。
「ピポロ」の仲間たちが暮らす土地のことが知りたく、あわよくば野生のエゾヒグマに出会えるかも…?と思い、先日(6月22日〜24日)休暇を利用して知床半島を訪れました。
今回はこれまで知床半島で出会うことのできた動物達を紹介したいと思います。

まずは「エゾシカ」。
北海道ではよく出会う動物といえます。
春から夏にかけては出産のシーズン。
写真の左端の個体もどうやら妊娠しているようです。

お次はこれまた北海道を代表する動物「キタキツネ」です。
口には捕まえたネズミを3匹もくわえています。

動物がいるのは森だけではありません。
初夏の知床の海には「シャチ」がやってきます。
今回は8頭ほどの群れに出会うことができました。

ホッキョククジラ

シャチ以外にもイシイルカやマッコウクジラ、ツチクジラなどの鯨類に出会うことができますが、今回はなんと「ホッキョククジラ」に出会いました!
これはとても珍しいことで、1969年に大阪の海で確認されて以来実に50年ぶりとのこと。
口の先端が白いところが特徴です。

オオワシ

オジロワシ

季節は変わりますが冬の知床には「オオワシ」や「オジロワシ」がシベリアの方から渡ってきます。猛禽類の越冬地としても知床は有名で海外からも訪れる人が多いそうです。

トリを飾りますのは「キムンカムイ」(アイヌ語で「山の神」)。
エゾヒグマです!
短い滞在でしたが運よく(?)出会うことができました。
東山動植物園ではリンゴやニンジン、サツマイモが中心のメニューですが、今の季節野生のヒグマは水辺のセリ、フキ、ミズバショウや昆虫、海岸に出てヨコエビ等を食べているそうです。
この時も朽ちた切り株を頑丈な爪で崩して中の昆虫(?)を探していたようです。
秋が深まる頃には、川に出て遡上してくるサケやマスを捕まえる姿を観察してみたいと思いました。
この後ヒグマは熊笹のやぶをかきわけシラカバのはえている森に、静かにそして悠然と姿を消していきました。

今回紹介させていただいた動物達は、みな豊かな自然環境があってこそ生きていける動物達ばかりです。
彼らを育む知床半島の自然の雄大さに圧倒されるとともに、いつまでもこの自然が守られ、文字通り「遺産」として存在しつづけて欲しいと強く感じました。

追記:エゾヒグマに出会った時、私は離れた場所で車の中から充分に安全を確認してこの写真を撮影しました。
ヒグマは大型の「猛獣」です。クマに出会っても決して近づかないでください。
クマを刺激しないように静かにゆっくり動いてクマから離れましょう。
またクマに人間の食べ物を与えないこと。
人間の食べ物の味を覚えたクマは人間の生活圏に近づくようになり、最終的には殺処分されることにつながります。
人間とクマの共存のためくれぐれもご注意ください。



動物園飼育第一係  小林 隆志


仮獣舎への引っ越し完了

前回のブログでもお知らせしましたが、サル舎B棟の改修工事に伴い、12月8日にサル達の引っ越しを行いました。

サルたちの新しい住まい仮獣舎(非公開施設)

全頭無事に引っ越しできましたが、捕まえられたショックと環境(獣舎)が変わったショックで、みんなしばらく隅っこに固まって小さくなり、餌も全く食べないようになりました。

ブラッザグエノン

アビシニアコロブス

クロザル

まだ一部のサルはショックを引きずっていますが、3日経ち殆どのサル達が元気を取り戻し、手から餌を食べるようになりました。

サバンナ―モンキー

シシオザル

エリマキキツネザル

担当飼育係として彼らの信頼を取り戻せるように奮闘しています。

ちなみに同じ場所でサルA棟から移ってきたマンドリルのマンジュウロウも一緒に暮らしています。
こちらはとても元気です。

マンドリルのマンジュウロウ

動物園飼育第二係  原 真実


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