東山動植物園オフィシャルブログ

ノランティアの花?がやってきた~

ノランティアが温室後館「サンギャラリー」中央部で見ごろを迎えようとしています。


赤く色づき始めてきた


学名はノランティア・ギアネンシス、聞きなれない植物ですが東山植物園では代表的な植物の一つです。
見どころは40数年かけて伸びてきた長い幹です。
隣の部屋「ハワイアンハウス」から二方向に分かれ、全部合わせると20mはあるでしょうか!
そして、幹の途中から「ニョキニョキ」と長い根が出てきます。
幹の途中から出てくる根は「気根」と言われ空気中の湿度を吸収、呼吸もしています。
さらに幹を支えるために他のものにくっついたり、地面まで到達したものは太く成長したりします。
そのスケールは見て見ないとわからない。


長年かけて伸びた幹


花はというと、、、?
よく目立つ赤い部分はじつは花ではなく「苞(ほう)」といわれ、色や形が変化した葉っぱなのです。
花は目立たない事から苞で存在感を表し、花粉を運んでくれる小動物や昆虫にアピールしています。
よーく観察してみると赤い苞は袋状になっており、中には甘―い蜜が入っているので、花粉を運んでもらうご褒美ということです。


赤い袋の苞(ほう)と丸くはじけている花


最後にホントの花は、赤くぶら下がる苞の上側に、茶紫色で1㎝にも満たなく咲いています。
苞がないと地味で気が付きませんよね。

皆さんもノランティアの大きさ、根の姿や役割、苞など不思議な姿に引き寄せられてしまうかも?

○お知らせ○
植物園では見ごろの植物の情報を花マップで提供しています。
ご来園の際はぜひご利用ください。

植物園指導園芸係  平林 和也


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