東山動植物園オフィシャルブログ

心配ないさ〜

北園にいるトナカイのオス、トナの角の成長も終わり、皮がむけはじめ白い角が見え始めました。


皮がむけ始めたトナ


そんなトナの角ですが、何やら赤く染まっているところも!!


赤いところが見える角


でも心配ないさ~。
これは角が成長している間に栄養を送っていた血管の部分が上手く剥がれなかったからです。赤くなっていても血が出ているわけではないのでご安心下さい。

皮がきれいにむけ、さらに(?)かっこよくなったトナを見ていただける日も…近い…といいな(笑)


動物園飼育第二係  山岸 景子


オオアリクイの寝相百面相

朝晩と涼しい季節になってきましたが、みなさんは寝る時にちゃんと布団をかけていますか?
寒いのが苦手なオオアリクイは大きくてふさふさのしっぽを掛布団にして、体温が逃げないようにして寝ます。


起きている時


しっぽ布団をかけて寝ている様子


こちらがオオアリクイのスタンダードな寝相です。
暑い夏などは、このしっぽ布団がはだけて、このようになります。


しっぽ布団がはだけて寝ています


さらに、何があったのか、、、こんな風に頭を抱えていたり、、、



腕がビックリすることになっていたり、、、



全てを投げ出して伸びきっていたり、、、



思いがけない寝相で私たちをビックリさせてくれます。

アリクイ達は室内で寝ることがほとんどなので、このユニークな寝相を皆さんに直接見ていただけないのは残念ですが、個性豊かなオオアリクイ達にぜひ会いに来てくださいね。


寝ながらあくびをするエミちゃん。長い舌が伸びきっています



動物園飼育第二係  武田 梓


ケイジ君の鳴き方のフシギ

来園者の皆様が朝から出待ちならぬ鳴き待ちをされているフクロテナガザルのケイジ君ですが、皆様からいろいろな質問をいただきます。そのなかのいくつかをご紹介しましょう。

○ いつ鳴くの?
野生では決まった時間に鳴くことが多いといわれていますが、ケイジ君とマツさんには、「この時間」というのはないです。(;´・ω・) ただ、午前中の方が確率は高いです。

○ 何回ぐらい鳴く?
1日だいたい2回~3回ぐらい。でもお客さんが多いと、もう1回鳴くこともあります。

○ なんで鳴くの?
テナガザルの仲間は、なわばりを宣言するために夫婦間のオス・メスで鳴き交わすことが知られ、その声は数キロ先まで届くといわれています。ペアを組んでいるオス・メスでそれぞれ決まったパートを声にだし、夫婦で巧みなデュエットを奏でるので、歌を歌う、などと表現されることも多いです。鳴き交わしを通じてペアのきずなを確認するとも考えられています。ケイジ君の声ばかり注目されていますが、じつはマツさんの気分が乗らず(?)鳴かないと、ケイジ君の「あ゛~」という声までたどり着きません。マツさんとの絶妙な掛け合いが必要です。
動物園でも朝、外に出て見回りをしてなわばりの確認をします。ケイジ君の場合、休園日は鳴かないときもあるのでお客さんに反応して鳴いている……(゚Д゚;)かもしれません。





○ なぜあんな声?いつから?
ほかのフクロテナガザルも「(ふ)あ~~」といいます。が、人と一緒で声に個体差があるので、ケイジ君のは“まるでおじさんの叫び声”と言われています。私が動物園に入って20年以上たちますが、その頃はすでにあの「あ゛~~」でした。


今、いろいろなメディアで取り上げられて、たくさんの方に知ってもらったフクロテナガザルですが、一過性のブームではなく、末永くケイジ君とマツさんを見守ってください。

フクロテナガザルは絶滅危惧種に指定されています。スマトラ島やマレー半島に生息していますが、密猟や生息地の破壊で過去40年の間に個体数が半減したとも言われています。国内11動物園で40頭しかいません(2016末現在)。
ケイジ君も、背中に野生の仲間の想いを背負っています。ケイジ君が遥か遠くを見ていたらこれ以上人間の都合で地球をいじめないでと訴えていると感じていただけたら幸いです。


動物園飼育第二係  君島 久恵


暑さ対策

毎日暑い日が続きますね。暑いのが得意ではないシンリンオオカミの暑さ対策としてパドックは室内への扉を一部開放してあります。室内は冷房もしているのでオオカミが室内で涼んでいると見えにくいときもありますがその時はお許しください。
写真は室内で涼んでいるティトです。



動物園飼育第二係  山本 光陽


Gorillas in the bush

 ニシローランドゴリラの運動場には、トウカエデや笹などが生えている“ちょこん”とした茂みがあります。シャバーニとキヨマサはこの茂みがお気に入りで、分け入っては秘密基地よろしく身を隠したり、笹を食べたりしていました。



 しかし、現在はというと、トウカエデは無残にも折られ、笹はちぎられ・・・・・とてもシャバーニの体が隠れるほどのボリュームは無くなってしまいました。それでも時々、茂みの中でボーっとしているシャバーニをみることができます。



 建設中の新しい施設は、現在より広くなるので、Gorillas in the woodsになるといいなと思います。



動物園飼育第二係  伊東 英樹


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