東山動植物園オフィシャルブログ

ハウスのユーカリは芽吹き時

平和公園ではユーカリを栽培しています。
ビニールハウスで育てているユーカリは冬の出荷が終わって5月に切り戻しを行いました。
これは例年行っている作業で、またここから今年の冬に向けて大きくしていきます。


こんな風に新たな芽吹きが!


今は切り戻したところから丁度新しい芽が吹いてきたところです。
この芽が12月頃には3mくらいの立派な枝になり、コアラの餌になります。


コアラたち、待っててね!


動物園飼育第一係  臼井 潔


ユーカリの大鉢苗の栽培

コアラの餌とするために平和公園で約10000本のユーカリを栽培しているのですが、中には枯れてしまうユーカリもあります。
枯れてしまった場合は、その場所に改めてユーカリの苗を補植しますが、ユーカリの樹林の中に9cmポットで育てた樹高30cmの小さい苗を植えても、周りの大きな株のユーカリの葉で日光が遮られてしまい、日照不足で育ちません。

そこで30cm苗を大鉢(直径24cmの鉢)に植え替え、樹高が2mになるまで生育させてから、樹林の中に植え付けています。
当初は、4月に30cmの苗を大鉢に植え替えていました。
ただ、そうすると8月には高さ2.2mほどにまでに生育し、毎日潅水が必要となるうえ、生長が早すぎて夏季の水切れ・根詰まりを起こしてしまいます。

夏季の大鉢苗

加えて、冬季に雪や霜による冷害を防ぐためにハウスへ収容する際、扉の高さが2mであるのに対して、大鉢苗の樹高が2.5mほどにまで伸びており、問題が生じました。

この経験を踏まえて30cm苗を大鉢に植え替える時期を6月に変更し、成長スケジュールの全体的な遅延を行いました。
9cmポットのままで6月まで生育させるのは無理なので、途中に15cmポットに鉢上げを行う作業を加えました。
また、生長を抑えるために大鉢の中にも入れていた化成肥料をやめ、表面だけの施肥に変更をしました。

冬季の大鉢苗

大鉢に植える時期を遅らせたことにより8月の時点で、大鉢苗は高さ平均1.2mと生育が抑えられました。
その後、順調に2mに生育しましたが、樹種による生育差が出るなどまだ問題点があるので、今後も栽培方法の改良を行ってコアラの餌を安定して供給できるように努めていきます。


動物園飼育第一係  大嶽 邦夫


平和公園にカエンタケ??

平和公園の森の中で、カエンタケらしき毒キノコが見つかりました!カエンタケとは、オレンジ色(赤色)のキノコで、鉛筆ほどの太さ、手の指のような形で、長さ10センチを越えるものもありますが、今回は長さ3センチ程のものでした。触るだけで皮膚がただれ、口に入れたらいろいろな中毒症状が出て、死に至ることがありますので、絶対に触らないでください!!

管理課維持係  本多 孝至


春・秋限定です

平和公園の中に期間限定で見れる特別なものがあります。

(平和公園の地図)

やすらぎの園と言う場所の中に「虹の塔」と言う建物があり、この虹の塔の中で特別なものを見ることができます。

(虹の塔)

さっそく中に入ってみると・・・何も見えませんでした。

(塔の中)

ですが、下を見ると文字盤があります。

(文字盤)

文字がよく見えないので、少し近づいてみます。

文字には「春分・秋分の正午頃、天から虹が舞い降ります」
・・・?
この場所での時刻、9月20日11時30分、虹が舞い降りるはずないと思い上を見上げてみると!?

(虹が舞い降りた!?)

この虹の塔は春分・秋分の正午になると塔の上からの光(虹)が文字盤まで届くと言う仕組みになっている、まさに「虹の塔」なのです。
機会があれば足を運んでみてはいかがですか?

〜おまけコーナ〜
  
サクラの開花が早い年なら、春分の日にサクラの花と虹が一緒に楽しめますよ♪

(春の虹の塔)

管理課維持係  森のとこやさん(平) ☆


猫が洞池 かいぼり生物調査(平和公園) 

平和公園の釣り池“猫ヶ洞池”で去る12月8日(土)になごや生物多様性保全活動協議会、なごや東山の森づくりの会、日本野鳥の会愛知県支部、そのほか公園の市民ボランティアさんの協力を得て猫ヶ洞池かいぼり生物調査を行いました。その様子をお伝えします。

猫ヶ洞池は市が発注する水門の工事を機に、今回水を抜きました。一部かいぼり状態になり、生物調査のほか清掃活動も行われました。

“ヌマガイ”大きさ10cm程度二枚貝
専門家の人に聞くと貴重な在来種とのことでした。40個ぐらい捕獲されました。こんなに採れることは名古屋市の他の池では見られないとのこと、大きさを測ったのち、池に戻されるようです

そのほか確認された在来種
クサガメ、モツゴ、トウヨシノボリ、スジエビ、テナガエビ、ヒメタニシ、フナの仲間、ヒシ(植物)、マツモ(植物)など
いろいろな貴重な在来種が生きていることが確認されました。

外来種の侵入

ブルーギル(外来種)

特定外来生物で、たくさん採れました。これは他に広がらないように確実に処分されたようです。元々人間が持ちこんだものなので我々も考えさせられます。

オオマリコケムシ(外来種)

なんかぶよぶよの不思議な生き物でした。でもこのぶよぶよは生物が自体ではなく、写真ではわかりづらいですが、水の中やぶよぶよ中の粒々が生物(しかも動物)とのこと。生き物って不思議です。


そのほか確認された外来種
オオクチバス、カムルチー、タイリクバラタナゴ、コイ、カダヤシ、ゲンゴロウブナ(ヘラブナ)、アメリカザリガニ、オオカナダモ(植物)などが確認されました。

当日は清掃活動により140袋弱のゴミも回収されました。

隣接する千種区鹿子公園とともに猫が洞池は名古屋市野鳥保護区にも指定されている貴重な野鳥観察エリアです。今なら干潟状になった池面でダイサギなどのサギ類、水面のオナガガモなどカモ類の観察スポットです。また、周囲の森の中ではシジュウカラなど小鳥も観察できます。双眼鏡を片手のお越しください。


管理課維持係  山本 達樹


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