東山動植物園オフィシャルブログ

夏真っ盛り

 今年も夏本番。暑い時期となっています。
夏休みの恒例「サマースクール」植物編を7月29日に行いました。大変人気のある催しで、いつも抽選となってしまいます。落選された子どもたちごめんなさい。今回は、「いろいろな葉っぱ・不思議な葉っぱ」と題して当植物園のフレッシュな職員を中心に進めていきました。植物の葉っぱについていろんなこと分かったかな?


サマースクール 植物コース


夏をイメージする植物としてハイビスカスの赤い花も熱帯の気分になりますが、園内にあるアオイ科の植物も暑い時期に花真っ盛りとなって見事です。


ハマボウ 日本庭園近く海岸の植物


タイタンビカス 花園橋たもと


モミジアオイ アメリカ産植物園


アメリカフヨウ アメリカ産植物園


夏は湿地の植物も元気になります。この地方は、昔から良質の粘土が取れるため、焼き物の産地でした。この粘土層の上にある表土がいろいろな原因で崩れると水を通さない粘土層の上に小規模な湿地ができてきます。これが東海地方にしか見られない東海丘陵要素植物をはぐくみます。日本庭園の古窯は、古代から粘土を利用して焼き物を焼いていた「穴窯」といわれる貴重な遺産を保存しています。


古窯 日本庭園


植物園長  藤井 辰則


梅雨らしくない日々が続いています

 梅雨も半ばを過ぎましたが、今年は雨が長続きせずらしくない状態となっています。雨をもらうとグッと伸びて勢いがつくアジサイなどは、あまり大きくならないうちに小ぶりの花を咲かせていたり、逆に日照時間が長い影響で、ヒマワリが大きくならないうちに花がきているといったことがおこっています。


アジサイ・伊予の五月雨 (奥池横アジサイ園)


ヒマワリ・ジェイド(お花畑)


 梅雨らしからぬ天気なのか、湿地に生育するカキランも例年より1週間から10日遅い開花となっています。トンボの飛来も少ないように感じられます。


カキラン (湿地園)


 80周年事業も無事終了いたしましたが、植物園ではベンケイチュウを目玉事業の一つとして導入いたしました。現在入手できる最大のものです。この機会に来園の皆様に親しんでいただこうと、愛称の募集を植物として初めて実施いたしました。
 7月2日には愛称が発表されます。周年ご覧頂けるサボテンです。


ベンケイチュウ(サガロ温室)


 平成27年からオーストラリアの植物のコレクションを始めています。シドニー市から頂いたカリステモン(キングスパークスペシャル)別名ブラシノキの最終の花が着いていました。見所となるよう充実させていく予定です。


カリステモン・キングスパークスペシャル(フォークダンス広場)


 梅雨は梅雨らしく、夏は夏らしい季節が待たれます。植物園で季節の移り変わりの変化をお楽しみください。


 植物園長  藤井 辰則


春はそこまで

園内の桜の回廊にあるカワズザクラが咲き始め、スイセンは見ごろを少し過ぎ、園内のウメも見ごろを迎えうっすら良い香りが漂い、少しずつ暖かに感じられる日もあり、春のはじめが目に見えるようになってきています。

カワズザクラ 桜の回廊下側

スイセン 桜の回廊

ウメ 八重寒紅 合掌造りの家

また、クリスマスローズがしゃくなげの森で地味にたくさん咲いています。足元にはスノードロップも。

クリスマスローズ アイスブレーカーマキシー しゃくなげの森

クリスマスローズ プンクフロスト しゃくなげの森

スノードロップ しゃくなげの森

植物園はこの3月3日に開園80年を迎えます。記念行事として「植物と日本文化の歴史を探る」講演会を行います。定員100名の募集をさせていただきましたところ遥かに超えるお申込みをいただきました。誠に心ぐるしいところではありましたが、先着を優先にさせていただきました。ありがとうございます。
プレ企画として、「東山植物園誕生への想い」を展示室にて植物園を開園するためのどのような関わりや構想をいだいていたのかを紹介します。引き続き企画「植物の秘密展」を開催し、知っているようで知らない植物のひみつ を紹介します。

また、3月18日からは、80周年記念行事が6月4日まで開催します。オープニングには、合掌造りの家で縁のある白川村からお祝い事の伝統芸能を披露していただけます。
たくさんの企画をご用意していますので是非お出かけください。


植物園長  藤井 辰則


春を待つ

東山動植物園に対し、皆様の暖かな応援をいただきましてまことにありがとうございました。年末からの鳥インフルエンザ関係では大変ご迷惑をおかけいたしました。
1月13日からようやく対応の目処がつき開園できました。非常に寒い日にもかかわらず、たくさんご来園いただきましたこと感謝いたします。
今後は、3月の開園80周年に向け準備に邁進しているところです。

 2月に入り、寒い日と少し暖かい日が交互にやってくるようになりました。今年は冷え込みが遅く、冬の代表である現象が例年より遅く観察できます。植物園が収蔵展示している郷土の偉人「伊藤圭介」の名を象徴する植物である「シモバシラ」に現れる名前の通りのシモバシラが植物の枯れた茎から噴出するようにでています。氷点下以下の冷え込んだ朝しか見られないものです。あと1回冷え込みの日で最終となるかもしれません。是非自然の不思議な現象を朝一番にお出でいただきご覧ください。

シモバシラ(日本庭園)

 温室では、シソ科 クレロデンドルム・クアドリロクラレ Clerodendrum quadriloculare 「冬の花火」が咲き始めています。フィリピン原産の常緑低木で枝先に花つけ、長い筒状で、先端部が5裂し、雄しべ、花柱は花冠から飛び出すので、花火にたとえFireworksともよばれています。

冬の花火(温室サンギャラリー)

園内では、武家屋敷門の袂に春を感じるフクジュソウが芽を出しはじめました。

フクジュソウ(也有園武家屋敷門)

また、早咲きのウメも少しずつ花が咲き彩りを添え始めています。

ウメ 玉牡丹(梅林下)

ウメ 八重寒紅(梅林下)

ウメ 寒紅梅(梅林上)

ウメ 冬至(梅林上)

冬の装いと春の先駆けを植物園で満喫してください。


植物園長  藤井 辰則


新年あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。
今年は鳥年ですが、昨年末に動物園にて発生しました鳥インフルエンザにおきまして皆様大変御心配をおかけいたしております。
今後もう一度安心して足をお運びいただけるようになるよう関係一同頑張っているところです。いま暫く、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

さて新年という節目、正月飾りは欠かせないものとなっています。
植物園の門や葦の門松のある武家屋敷門だけではなく、合掌造りの家では、飛騨地域伝統のもち花による正月飾りをご覧いただけます。
また、植物会館前では、恒例のニューイヤーハンギングバスケットの飾りをハンギングバスケット協会の多大なご協力により展示しております。

もち花かざり (合掌造りの家入り口横)

ニューイヤーハンギングバスケット(植物会館前)

植物園の冬を彩る代表はツバキです。
合掌造りの家から続く椿園では初冬から春にかけて色とりどりのツバキが花を咲かせていきます。尾張に縁のある名花を紹介します。

太郎庵

春を呼ぶと言えば、初春にかかせない花が顔を見せはじめています。

ロウバイ (早春の小道)

ボケとスイセン (早春の小道)

また、一足はやくツツジが日向ぼっこをするように咲いているものを見かけました。

モチツツジ(つつじが丘上付近)

温室では、ツバキの花に似ているところから名前があるツバキカズラが見頃を迎えています。チリの国花です。

ツバキカズラ (中南米温室入り口)

植物園は、一部を除き通常通り開園しております。正月の行事も行っています。冬の景色とともに早春の気配をさがしに是非お出でください。


植物園長  藤井 辰則


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